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週刊ヒロポン・その5

Subject: 読書
Date: Mon, 24 May 1999 22:34:24 +0900

最近本を読んでますか?
僕はこのパソコンにハマリ過ぎてしまって、なかなか本を読んでいません。元々本というのは読みたい時に読めば良いわけですからね。
でも今、何故私が「読書」をテーマにしたのかと言うと、もうすぐ原稿の締め切りなのです。実はね、本とは縁遠い私がなんと、社民党の機関紙「社会新報」の「私の読書日記」というコーナーに、年に3回だけですけれど、書くことになったのです。受けたは良いけれどどうします?…って人に責任押し付けてもしょうがないですよね? 自分で何とかしなくてはね。
とはいっても「読書日記」ですよ?「日記」を「読書」するんだったら出来そうな気がするんですよ。でもね、「読書」を「日記」にする訳ですよ。この「読書」と「日記」のどちらが先にくるかと云うのはもう「鶏が先か」「卵が先か」という問題とは全く次元が異なるわけですよ。…なんで受けてしまったのだろう?

そう、数ヶ月前、受けた当初は「少しは本も読みますよ」と自信があったのです。ところが先月、山形県の川西町、昔小松と言っていた井上ひさしさんの故郷にある「遅筆堂文庫」を見て愕然としたのです。そこは井上ひさしさんの蔵書が集められている書庫件図書館なんですが、その個人の蔵書の数が聞いてびっくり、見てびっくり。13万冊あるのですよ。一冊一冊を読まなくても数えるだけでも何日かかるでしょう? こう言う人を読書家と言うのでしょう。読むだけじゃなくて、その後それらを資料として全く新しい物語を今度は書くわけですから。私はその時、自分の基準の低さを恥じました。
でも13万冊? そんなに読めるものだろうか? 生活者大学校の打ち上げで、酒もだいぶん入ってきた所で、私は聞いたのです。酒が入ると私は凄く人間が大きく大胆になるのです。
「井上さん!本当にあの本全部読んだんですか?」
一瞬、周りはシーンとなりました。「こいつ、なんてこと聞くんだ!」と目が言っています。でも、笑顔で井上さんが言ってくれました。
「全部は読んでませんよ」「パラパラとめくってある部分だけとか、逆にじっくり2回くらい読んだのもありますけどね。」
ホーラ見ろ!と言うことは……プラス、マイナス13万冊位と言うことになるじゃないか!

あれ?
やっぱり私には読書については何も書けない。…ん?と言いながら一応読書について書いてはいるな。そうか、これでいいか?

松元ヒロ



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