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週刊ヒロポン・その34

Subject: メディアと正義
Date: Thu, 20 Sep 2001 03:05:22 +0900



アメリカのテロ事件は報復の為の戦争に発展しようとしている。
確かにアメリカのショックは大変なものだ。第二の真珠湾と言っているけれども、それどころではない。だってアメリカ建国以来初めてアメリカ本土が攻撃されたのだから。しかも、アメリカの飛行機に拠って。地対空ミサイルや迎撃ミサイルもなんの役にも立たず、犯人は刃物一つで110階建てのビルを、ペンタゴンを攻撃したのだから。五千人以上の犠牲者を出した今回のテロは許せない行為ではあるけれど、「戦争だ!」じゃ、短絡的に過ぎないか?

報復に対する報復、それへの報復…それが続くだけの事だ。
ジョージ・ブッシュは森前総理に似た性格と言われるが、そうなんだろうな。小泉氏も森派の前会長に相応しい反応を見せた。最初の声明で「アメリカの為にはなんでもする」と言い、暫くしたら「憲法の範囲内で」と。それでいて自衛隊法を変えて貢献するのだそうだ。「憲法」の中身は分かっていないのでしょう。

僕がいつもステージで演っている「憲法くん」は怒っていると思う。日本の首相こそが最も憲法を守らなければならない立場にあるのにこれではね。そして「憲法くん」はアメリカにも怒っていると思う。だってアメリカがこの自由と平和の日本国憲法を最も深く関わって作っておきながら、「日本は旗を見せて欲しい」と戦争に具体的な協力をするように要求しているのだから。「産みの親」に「憲法くん」が無視されたのだ。
「育ての親」にも無視されたら、これはもう虐待だ。死に至る虐待を受けようとしているのです。アメリカの勝手さが鼻につく。犯人もテロに至るには理由があった筈だ。最初に攻撃されたのはアメリカではなかったのでは?湾岸戦争でも一万人にのぼる人々を殺しているそうじゃないか。以前にもビンラディン氏を殺す目的でミサイルを発射し、結局アフガンの一般人を殺している。

映像であのビルの悲惨さを世界中に見せれば、そりゃあ世界中が怒るさ。でもアフガニスタンの映像はなかなか入ってこない。全米が、全世界がテレビの画像に真実があると思っている。映らないものは無いものなのだ。
テレビが全てか?だったら私はどうなるのだ。テレビに出ていない芸人はこの世に存在しないのか?私は存在しない事になるの?私はこの世にいないの?
だから私は疑ってかかる、同じ映像を見て悲しみ、同じ様に怒り、一丸となって行動する世界規模のテレビ人間達を!

でも言っておくが、私はテレビに出ることにやぶさかではない。
というか…「出して!」

松元ヒロ



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