人気のない土曜の永田町に終結する、まとまりのない年齢層高めの集団が目指すは、自衛隊派兵反対などの垂れ幕の目立つ社民文化会館。地味な服装の方が多いなか、ヒロポンTシャツ人が光っています。周りには国会図書館、国会議事堂のひしめく、万が一迷っても道を尋ねる人は歩いていない危険な地帯。
そんな場所で行われたのは、2週間前に完売、補助席いっぱい、予約待ちも出る過去最高の入りという他言無用ライブ- 見たらいうな、いうなら見るな- Vol.5 です。
しょっぱなから、社民文化会館ご近所にお住まいの高貴なご夫妻が登場。爺のヒロさんは、最初から防弾ガラスのチェックに飛ばす飛ばす。ご一家のご主人さまの挨拶も、奥さまの茶托も光り、注目の新参加のすわ親治さんは、乱入する右翼の男として登場。どきっとする幕開けでした。
松崎菊也さんの福田官房長官の記者会見、すわさんの亀井静香の演説と携帯で場所を尋ねながらシュールな場所へ行ってしまうサラリーマン、石倉直樹さんのWCの機動隊員、ヒロさんのコイズミ新バージョン(←立川志の輔さんの毎日新聞とうきょう版コラムでも絶賛されていましたね)、とそれぞれ、集まって稽古するのが大っきらいな4人(by菊也さん)による個性爆発のネタが続々と登場。4人合同の「ご不要の政策秘書はありませんか?高価買取」では、買いとり担当菊也氏とヒロさんの元ムネオ秘書と「買い手」の駆け引きが最高。
ヒロさんの「ニュースと天気予報」も勿論大受けで、初めてらしい人達は、驚きながら笑いすぎて苦しそうでした。菊也さんの朗読は、息がぴたりと合って、ラジオ放送とは味が違います。
最後に、大サービスの高貴なご一家のご夫妻と爺は、夜にお忍びでおでんやに出かけると、そこには道路工事の仕事帰りの男がいて・・ジンロを飲み飲み、嫁のぐち等を語りあうほほえましい?風景が繰り広げられました。
まとまりがないようで、息の合った突っ込み合いは凄い。一番密度が濃くて時間が短くも長くも感じました。この出来では、次回10月のライブはますます席が早く売れてしまうことでしょう。未体験の方は是非お早めに。他言無用プロジェクトのオフィスはラテン系かカメルーン系の模様で、チケットを2度送ってくれたり、大サービスなこともあるので予約後もしっかり確認が必要です。
(ヒヨコグループ)