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ライブレポート



その21 「志の輔らくご」2003年2月〜11月まで
その20 8/24/03 24時間テレビ@広島
その19 「志の輔らくご」2002年
その18 8/9/02@新大久保
その17 6/1/02@永田町
その16 5/25/02@名古屋
その15 最近の「志の輔らくご」
その14 5/19/01@名古屋
その13 3/23/01@井原
その12 10/14/00@福岡県行橋市
その11 5/28/00@新潟県新潟市
その10 3/24.25/00@福井県名田庄村
その9
1/20/00@新宿
その8
11/12/99@東京都文京区
その7
10/18/99@山口県
その6
7/17.18/99@岐阜県
その5
7/11/99@渋谷
その4
6/19/99@横浜
その3
4/17/99@日野
その2
3/20/99@名古屋
その1
3/4/99@渋谷


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ライブレポート・その13

3月23日井原・井笠地域地場産業振興センター

井原(いばらと読む)子ども劇場第65会例会レポ

 井原・・・それは岡山県の西の果て、広島県との県境に近いところにある。平成11年11月11日に、井原鉄道という第三セクターの鉄道ができて便利がよくなった。岡山子ども劇場からの情報で、井原にヒロさんが来られるということを知って、その辺境の地へ行ってみることにした。
 井原鉄道は新しいだけあって、まるで神戸のポートライナー。高いところを走っているのだ。見渡す限りの田んぼの真ん中を走るのに、なぜ高架なのか?うーーん、よくわからない。電車も駅もとびっきり新しいが、これほど周りの風景と不似合いな電車はなかろう。
 この辺りは例によってヒロさんが突っ込んで下さったが、走るにつれてドンドン田舎になり、本当にホールがあるのか?と心配になった気持ちがよくわかる。しかも、途中から車両を切り離して1両編成のワンマンカー。ドアは自動だが、自分でボタンを押さねばならない手動。ヒロさん曰く「ここまで来るにはいばらの道」。これはかなり受けてましたね。そして、特筆すべきは「いばら」の1つ手前の駅は「えばら」だということである。
 さて、会場は「井笠地域地場産業振興センター」。前が桟敷(?)で少し空けてあり、パイプ椅子が40くらい並べてある。開演の時間が迫って見回すと、約100人くらいの会員である。特におとうさん、おじいさんの参加が目だった。ほのぼのしていい感じだし、子供のお行儀がよい。高学年部会ではあるけれど、今日は低学年もOKということで、幼稚園くらいの子もいるが大丈夫なのだろうか?
 開演にあたり、お世話役のお母さんが例によって観劇の注意を言われた。(が、ここがミソである)そして、「今日でこの井原の子ども劇場の例会が最後です。」だそうである。会員減になり休会せざるを得ないらしい。子供にアナログ的な文化を体験させることができる場はなかなかない昨今、実に残念なことである。最後を飾るにふさわしい催しになることであろう。
 オープニングの音楽と共にヒロさんの登場。私は約8ヶ月ぶりである。いつものように、客いじりから始め、井原ネタ。電車に関しては全く同じ突っ込みだったので、大変おかしかった。
 初めてのお客のための「ヒロの部屋」の説明に続いて、始めのネタは定番の「鏡のパントマイム」「誰でもできるパントマイム」「風船売り」等々。子供達は目を輝かせて見ている。テレビなどでは見たことがある子も、ほんの2メートルほど先で行われるパントマイムに、目を奪われている。やはり生ならではの体験である。
 途中でシーンとした時、いきなり携帯の着メロが!それを鳴らしたのは誰かというと、先ほど観劇の注意を言われたお母さんの夫。これを使わずにいられようか?会場は一瞬ヒヤっとしたが、ヒロさんはすかさず
「あーー、電話に出て下さいよ。今おもしろいのやってるからって言っといて。そんで、鳴らしたのはさっき携帯の電源を切って下さいって注意をしてたお母さんのご主人じゃないですか!お母さん、すごいツッコミですね。ちゃんと切っときなさいよぉ!って、」横のだんなさんを思いっきりひっぱたく真似を。なかなか作ったようなタイミングでグッドだった。ほんとうは御法度だが、なんでもギャグにしてしまうところはさすがにヒロさんである。しゃべりながら、お客のこともちゃんと見ておられる。
 その次は「遺跡発掘の藤村君」これは私も初めてのネタである。中味はネタバレになるので割愛するが、簡単なマジック(というのか?)が受けて、受けて!私も?????と思いながら、思いっきり笑ってしまった。小学生も大喜びだが、酒の席でやると、かなり酒が回っていなければ、皿が飛んで来るかもしれない。 
 お次は黒いジャージでムツゴロウになっての有明海干拓事業の話題だった。この辺りから小学生にはちょっときついかなと思われる話題もあり、低学年は少しあきていたようだった。反面大人は大盛り上がりで、バカ笑いをするおばさんやおじさんで会場は沸き返ったのであった。
 そしてミスターに続き、新ネタ「亀井氏のこの頃」。これは、毎日刻々と変わる情勢に合わせて変えていかなければいけないので、大変と思われる。もちろん亀井氏だけでなく、森さんの話題があるからおもしろい。ほんとうにあの人はヒロさんのような方のために存在していたような人だった。(って過去形かよ?)様々なネタを提供してくれた。(って、過去形かよ?)
 特に、「フーアーユー」事件。これはもちろん大ウケで、当時話題になっていたと思ったが、案外知らない人も多くいたらしい。(知っていても、話術で大笑いできるのだが。)
 このあたりになると、ヒロさんが初めての人でも、すっかりツボにはまってしまって、
笑い転げている。正にヒロポン中毒に侵された状態である。
 最後のネタは「日本国憲法」。ずいぶん考えさせられるものがあるのだが、なにしろ小学生の子供達のこと。お行儀よくはしていたが、子供劇場にしてはやや難解であったかもしれない。
 そして、「お客のたっての希望」のアンコールとなり、今日の天気予報とニュースで会場は笑いのるつぼとなったのであった。「釘付けになった」とか「ミール」とかは、どのように表現されたか、ファンなら容易に想像がつくであろう。始めての方が多かったので、スピードについていくのが大変だが、すっかりペースに乗せられて大爆笑となった。
 今日は、大人向けのものが多くて、小さい子供さんに悪かったね」と言って、おまけの「顔」をサービスされた。そういえば、「大魔人−−」とか言って、昔よくやったものだ。 今日の公演はネタもだが、、合間にしゃべる四方山話が充実していて大変おもしろかった。特に、「笑ってこらえて」に出演された時の裏話が聞けたのは、ポートライナーに乗って行った甲斐があったというものだ。あの時のビデオは我が家の家宝となっている。
 最近のお笑いの話題としては必ず登場するインターネットや携帯などのネタ。ヒロさんはこれをどのように料理されるのか?楽しみだった。結果、携帯メールにおいては、正にヒロさんらしい、ジェスチャーの交えてのネタだった。そうか、そんな見方もあるんだ!目からコンタクト、耳から補聴器。日常を切り取って、何でもないことを笑いに持っていくのが、一番ウケるのかもしれない。
1時間25分。やはり当初の予定よりずいぶん押して終わった。この公演は、閉会される子ども劇場の記念すべき最後の公演として、子供達の心にいつまでも残ることだろう。
(ヒロfan in 岡山・会員No.1)



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