東京ドームのすぐ側にどーんとそびえたつ豪華なシビックセンター。
何かと思ったらただの区役所。ドームを見下ろす26階スカイホールでの集会ゲスト出演です。「東京都即位の礼大嘗祭違憲住民訴訟の会」主催だけあって、120人位の参加者の年齢層は高め。
弁護士先生の挨拶後に登場したヒロさん、出だしは苦戦。壇上に上がるやいきなり「君が代斉唱!」の一声に観衆は不審そう。皇居に呼ばれなかったから、仕方なくこっちに来た、発言には、怒り出す人もいるのではとひやひや。しかし、そんなことはお構いなしに、「あっち」のイベントのゲストをつかまえて、「灰色(GLAY)」や「バツ日本(X JAPAN)」なんかが呼ばれていいのか、と声を荒げての熱弁に場内もとうとう笑いの渦。公安は恐いけど、僕の前には壁があるから大丈夫、と壁マイムも強引に披露。
そして、予算がない「こっち」にもスペシャル・ゲストが登場。
ヒロさん舞台横で着替えを開始。「3ヶ月に一度は地上核実験をやる」JCO(原発事故)職員の茨城訛りの挨拶、で観客爆発。ここからは、即位10周年記念式典のことさえ知らなかった追っかけ3人組よりも、ニュースをよく知っている知的な観客のみなさんの方が食いつきがよかったかも。
そして、東京ドームも近いことだし、と登場した長嶋監督。負けても責任をとらなくていい象徴=ジャビット君と天皇、でさらに盛り上がり、ついには、海外からのゲストも登場。とさか型の前髪をつけたヒロさんがおかしい、金正日ハムニダ。警備が薄くなっている神田川から潜水艦でわざわざきたムニダ。日本の政治家を叱りつける金正日に観客は身悶え。集会の講演者、姜尚中先生も手を打って大爆笑。さらに、陛下を必死でかばう侍従の挨拶へと続き、「ゲスト」出演は終了。
そして、突然聞こえてきた忌野清志郎版「君が代」にあわせ、狂ったように踊り始めたヒロさん。あの客層には曲がいまひとつ知られていないのか、反応はいまいち。ヒロさんも「やってみたかったんです。」というあたり、うけなくてもとりあえずやってみたかったということでしょうか。
朝まで生テレビなどでもお馴染みの姜尚中教授は、実はヒロさんの大ファン。
「ヒロさんが出演するときいて講演を受けた」「ジャンジャンのライブも行った」とおっしゃったところをみると相当な中毒とお見受けしました。かっこいいだけでなく、趣味も素晴らしい姜先生。控え室で着替えをすませたヒロさんも、メモをとりつつ講演を熱心に聞き入っていました。質疑応答の時間に発言された方を「あれは知花さんだよ」と私達に親切にも教えて下さってありがとうございます。(しかし、これだけ追っかけているのだから、ファンだとみて認識していただけるともっとうれしいです。)
とりあえず、ライブ禁断症状は少しだけ収まりました。帰りのエレベーターでも周りの人を笑わせるヒロさんに感動しつつ、ソロライブ3を待ちたいと思います。
(ヒヨコグループ)
ヒヨコグループさんはヒロポンのメンバーではありませんが、レポートを投稿してくれたので掲載させていただきました。ありがとうございました!(ふ)