去る3月4日(木)、渋谷ジァンジァンにて松元ヒロ・ソロ初ライブが行われました。なんといってもソロ「初」ライブ。ヒロポンメンバーとしては、もう〜ドキドキワクワクハラハラ。高ぶる気持ちを胸に会場へ向かったのでありました。
午後5時50分。実は、ライブでヒロポンホームページの宣伝用チラシを折り込ませてもらう為に、開場30分前に集合したのですが、予定よりも少し早く到着。が。既にジァンジァン入口の階段には十数人の列。「おぉっ」と思いつつ事務所へ向かい、チラシの件をお願いして再び地上へ戻ると、なんと、そのほんの数分のうちに、倍の長さの行列になっておりました。「おぉぉぉっ」と思いつつ(声に出したかもしれない)開場を待つこと30分。行列はどんどん長くなり、最後尾はどこ? 階段の上辺りに並んでた私はちょっとイイ気分。うふふ。
午後6時30分。開場。どどどどっと押し寄せるお客さんに負けじと必死に席をとる私。前で観たいけど腰が心配なので桟敷席はあきらめ、椅子席二列目をGET。よしよし。ひとまず落ち着く。で、ロビーにあるはずの「ヒロポンの会」から贈ったお花を見に行きたかったんだけど、なにしろ入場者の数がハンパでない。あとからあとから入ってくるので、人の波に逆流することなんてとっても無理。仕方ないからライブの後で見ることにして、席でおとなしく開演を待ったのでありました。
午後7時。開演。酸欠になるほど一杯になった会場。ヒロさん登場とともに大拍手!みんな今日は期待して来たんだなぁ〜と実感。しかし相変わらず腰の低いヒロさん。もうすこし偉そうに振る舞ってみても罰はあたらないんじゃなぁい?とも思うけど、でもそれがヒロさんらしいとこなのかな?
この日はギョーカイの方もたくさん見えてた様子。かなり自己PRの入ったトークで始まり、会場内は早くも大ウケ状態。時事ネタでは東京都知事選・候補についての批判、米朝会議の解説、鹿児島から来た青年団長という設定で(鹿児島弁による)ガイドライン法案についての問題提起。
そして待望の!パントマイムで魅せてくれました。いろんな仮面をとっかえひっかえ付けてたらとれなくなっちゃうという作品は抱腹絶倒。職人だなぁ〜(芸人だよ)。むかし本で見たマルセル・マルソーの舞台写真から、ヒロさんの解釈で作ったという「ちょうちょ」という作品(少年が蝶々を二匹つかまえて、夢中で遊んでるうちに一匹が死んでしまう。もう一匹を籠から出して逃がしてやり、少年はhappyな気分で帰ってゆく。というお話)は、少年の喜びも哀しみも純真さも、ぜんぶ伝わってきて…あったかくて感動しました。
それからコント。20年間勤め上げた会社からリストラされた悲運な男のつぶやき。ガツンと行く勇気がない、けど一応主張はしたい。そういうキャラってハマってる!って思うのはワタシだけかしら。でも、ただ可哀想なだけじゃないオチが、泣かせてくれました…。
午後8時30分。終演。トーク、マイム、コント、それぞれにメリハリがあって、すごく良いライブでした。やってくれました。嬉しかったです。なんといってもヒロさんの人柄と愛がいっぱいあふれた素晴らしい一夜でした。
もっと観たい〜!!! (ふ)